むむ!改めて問われると?答えは家族、ペット・・・・が無難なところか・・・・
こんな問いで始まった2019年環境大学共育講座レイチェル・カーソンの想いからーSDGsを学ぶー第3回(
最終回)が7月20日(土)開講された。
この日はワークショップ。ファシリテータはNPO法人ボランタリネイバーズ主任研究員の新海洋子さんである。

新海さんはご自身の経験を紹介することで先の問いの答えに代えた。
○近鉄桑名駅の時計の上に毎年、燕が巣を作り子どもが巣立っていた。ところがある日、駅舎の工事のことを知った。
・駅員に苦情を言った「そんなことしたら燕が来なくなってしまう!」
・駅員「大丈夫だよ!燕が返ってくる頃には、時計も元通りにしておくから。」
・新海さんは何か割り切れないものがあったが、駅員の言うようになることを祈りながらその後の様子を見ることに。
・翌年初夏「燕は戻った。しかし、巣は半分しかできず、繁殖もしなかった、そして翌年からはもう戻ってはこなかった。
この話こそレイチェル・カーソンの想いを伝える話ではないか。
この問題、正解はない。SDGsを少し知るともっと分かりにくくなる。
でも私たちには強く響く。SDGsに相対するにはレイチェルカーソンの「人間も自然の一部だ」の自覚を常に持っているべきだ。
更に、新海さんのこの話を聞いていて、人は自分の経験を自分の言葉で話すことがいかに大切なのかを今更ながら感じることが出来た。
今回のWSは笑い声が絶えることはなかった。みなさんが自分の言葉で話していた。自分の言葉で話すことはこんなにも楽しいことなのか。
なごや環境大学共育講座には毎回堺市から参加いただいているOさんがいる。(近鉄だと朝早くから大変ですね!と言ったら、新幹線だそうです。失礼しました)このOさんから堺市がSDGs未来都市になった記念のピンバッチを頂いた(写真)。WSで知ったのだが、Oさんは、SDGsカードゲームのリーダーの資格もお持ちだそうだ。
機会を作ってOさんから、SDGsカードゲームを紹介、学び広めたいと思う。

名古屋市もSDGs未来都市になった。Oさんに名古屋市からの記念を渡すことが出来る日を心待ちにしている。
加えて、新海さんのWSに関してもう一つ。
私は20年以上前になるが、名古屋市職員として藤前干潟埋め立て環境アセスメント運用を担当していたことがある。手続きの過程で、「埋め立てで干潟は失われるが、その面積は人工干潟の造成で回復させるから大きな影響はない」との見解を説明したことがある。
新海さんの話を聞いていて、近鉄の駅員さんと自分が重なった。・・・・
前期講座は終わりです。たくさんの皆様のご参加ありがとうございました。SDGsに関してさまざまな立場の人の意見を聞くことが出来ました。そして、自分の言葉で話すことの大切さを胸に後期講座に向かいたいと思います。
後期講座は全4回
① 沈黙の春の贈り物 上遠恵子(レイチェル・カーソン協会会長)
11月9日(土)14時30分〜ブラザーミュージアム(名鉄本線堀田駅、地下鉄堀田駅直ぐ)
② 干潟は残った 加藤明(レイチェルカーソン協会東海フォーラム)
11月30日(土)14時30分〜ブラザーミュージアム(名鉄本線堀田駅、地下鉄堀田駅直ぐ)
③ SDGsの源流はレイチェル・カーソンにあり 原強 (レイチェル・カーソン協会関西フォーラム代表)
12月14日(土)14時〜 国際センター
④ 水俣病と石牟礼道子その2 実川悠太(NPO法人水俣フォーラム理事長)
1月18日(土)14時〜 国際センター
① ②は場所と時間がいつもと違います。お間違えのありませんように・・・
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