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カードゲームで学ぶSDGsの本質と可能性

2022共育講座 カードゲームで学ぶSDGsの本質と可能性
2022/08/06 レイチェル・カーソン日本協会東海フォーラムによる「なごや環境大学2022共育講座」が開講されました。なごや国際センターに於いて、密を防ぐなど十分な感染対策を講じた上での開催です。
開始全景

今回、前期講座第3回のテーマは「カードゲームで学ぶSDGsの本質と可能性」です。
SDGsの達成目標年は2030年、あと8年になりました。コロナ禍もあり少し息が切れてきたここでもうひと頑張り、参加者皆で、カードゲーム「GET THE POINT」を楽しみながらSDGs達成へリフレッシュ!
講師のSDGs公認ファシリテータ岡崎真弓さんは、堺市の元職員で、レイチェル・カーソン東海フォーラム会員でもあります。岡崎さんによるカードゲームは実は2回目。1回目は2020/11/23「SDGs de 地方創生」でした。今度は「GET THE POINT」です。
3世代

「GET THE POINT」はその名の通り、資源カードを使って アイテムを作成。
アイテムごとに設定されているポイント数を競うシンプルなゲームです。
使用する資源は鉄・レアメタル・化石燃料・木材・動物・植物の6種類。

ゲーム参加者には、小学生、中学生の少女の姿もありました。ゲームの準備(机の上のボードにカードを並べる)は、すべて彼女たちにお願いし、ゲームは参加者みんなで和気あいあいと進みました。
ゲーム

ゲームでは地球資源の浪費を学びます。ここでの合言葉は「みんなで地球1個分のくらしをしようね!」
アース・オーバーシュート・デー」とは、人間が消費する生物資源の量が、地球が1年に再生できる生物資源の量を越える日のことだそうです。
2022年のアース・オーバーシュート・デーは7月28日になり、1年分の資源を1月1日から7月28日までに全部使い切っているということです。残りの約5ヶ月は、将来のために残しておくべき資源に手をつけるしかありません。私たちは知らず知らずのうちに、未来の貯蓄分を切り崩しながら生活していることになります。

ゲームが終わって分かったことがありました。目標があると行動が変わるということです。その地球みんなの目標はSDGsです。
SDGsは、2030年までを期限とする世界共通の17の目標により、貧困や飢餓や暴力を撲滅し、地球環境を壊さずに経済を持続可能な形で発展させ、人権が守られている世界を実現することを目指しています。
まとめ

今、この17の目標を5つの分類に分ける考え方が注目されてきました。
① People➡貧困をなくし人として生きられる社会を創る1〜6
② Prosperity➡続かない経済から続く経済へ7〜11
③ Planet➡地球1個分の生産と消費へ移行12〜15
④ Peace➡暴力・犯罪の防止と、公正な参加型民主主義によるガバナンス16
⑤ Partnership➡持続可能な社会に向けたシェアリング17
すべての頭が”P”でありわかりやすい分類です。
この分類が世界のSDGs達成にリフレッシュな風を吹き起こすことを願って、岡崎さんによる「Get The Point」カードゲームは終了した。

日本では、SDGsは、知名度は高くなってきたものの実現へむけての活動はもう一つと言われている。コロナ禍で一人一人が深く考えずに簡単に同調圧力に負けてしまう社会、個人の主権制限議論に簡単に巻き込まれてしまう脆弱な社会が露わなりました。この日本社会こそ、Peaceの危機になっているのではないでしょうか。
広島原爆の8月6日にあたって日本こそPeaceを軸としてSDGsをリフレッシュして考えてみたいと想います。


さて次回8月27日は前期講座最終講座になります。
「市民の力で保全された藤前干潟の現状と展望」としてNPO法人藤前干潟を守る会理事長亀井浩次さんのお話です。
★会場は、稲永ビジターセンター(クリックして下さい)
〒455-0845 名古屋市港区野跡4丁目11番2号
(あおなみ線野跡駅徒歩10分)
時間は14時〜16時です。
★会場は国際センターではありませんのでご注意を!


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